カテコラミンはどれくらいまで末梢からいけるのか?

ある日のフツーの麻酔、、
のはずが!!

なんでこんなに血圧下がるんだー!!
なんでこんなに出血してるんだーー!!!

てなわけでやむなくカテコラミンの登場といった場面てありますよね?

カテコラミンを行くならCV(中心静脈)を取れ!が鉄則だったと思っていましたが、そうともかぎらないみたいですね?!

では、どれくらい使っても大丈夫なもんなんでしょう?


 

まずカテコラミンの末梢静脈投与を避ける理由は
1血管外漏出による組織障害
2 血管収縮作用による還流障害
が一般的に言われています。


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PMID: 26014852

によると、20G以上の上肢の末梢ルートで、2時間おきに観察し、血管外漏出を発見した時に、適切な対処をする。
連続72h以上同じルートを使わない
などの条件下では、血管外漏出は2%
組織障害は起こらなかったというのです。

しかも使った量を見てみると、
かなりの量でおどろきますね

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これは、ICUでの研究ですが、末梢穿刺部が見える体位であれば、麻酔科医が見張ってれば使えそうですね!

CVの合併症リスクを考慮して、どちらにするか考える必要がありそうです。
ただ、今の時点では、なんかあった時に、なんでCVとんなかったの?と責められるかも。

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