JBPOT2016挑戦記6〜問題再現3

だんだんと試験の記憶(心の傷)が消えてきた今日この頃です。

「えーこんな問題あったー?」など、いろいろ反響もありますが、

すんません。わかりません。そんな気がしただけかもしれません。汗

 

まあ、ただないよりはましかと思い最後まで完遂してみます。

1つ思うのは、

問題を作成する側も解く側もフェアな関係であるためには過去問題の公表が必要

だと思います。

自分がどんな問題につまずいたのか知ること、問題の内容が適切なのか判断することは学ぶ上で大切だし、フィードバックによって試験の質も上がっていくのではないでしょうか。


  1. 収縮機能評価

* 正常な左室収縮能

* 異常な左室収縮能

□空気塞栓について(術中の対応など)複数出題あり

◎空気塞栓の画像5題程度で正誤

□ストレインについての出題多数あり、計算問題など

□壁運動をみてアナフィラキシーとhypovolemiaを鑑別

* 右室収縮能:TAPSE、RV MPI(Tei index)、RV FAC、RV dp/dtなど複数出題あり

* 心筋症

□肥大型、拡張型、拘束型:それぞれの拡張能について、SAMとの関連など

□拘束性と収縮性心膜炎の鑑別:収縮性心膜炎はパルス組織ドプラ法による僧帽弁輪運動速度(E’)が正常パターンを示す

  1. 局所壁運動

*心筋壁のセグメント

□冠動脈が閉塞するとどの部位にasynergyが出現するか(#6、鈍角枝、円錐枝など)

* 冠動脈灌流領域と冠動脈血流波形:

◎責任血管を同定する問題

* 壁運動の評価(正常、異常)

□虚血再灌流後に見られる変化の経時的順序:胸部症状→心電図変化→壁運動異常→拡張障害の順で改善

□収縮期壁厚増加(SWT)、2015年ガイドラインでの壁運動score indexについて

□スペックルトラッキングによる評価:前負荷・後負荷の影響を受けるかなど

  1. 周術期(急性期)の循環管理における対処法

* 低血圧と循環不全:画像を提示されて対応を問われる問題

* 心臓手術

◎LVAD導入後CPB離脱し、安定していたが急に生じた血圧低下の原因を検索し対処を選ばせる問題ー おそらく胸腔内出血

◎CPBのリザーバーの血液量が減少したとMEからコメントがあった際にTEEで確認すべき部位

* 大血管の手術

□大動脈解離:フラップ(エントリー?)はどこか

◎偽腔送血見せて 対処を問う:送血やめて上行送血に変更

□下行大動脈にエントリーがあり、弓部まで解離した逆行性大動脈解離の治療:ステント留置or 置換 or 保存

* 移植手術

□心臓移植:どの弁に正常の心臓との違いが出るか

  1. 先天性心疾患

* 左心系と右心系の形態的特徴

* 心房中隔欠損:

□カテーテル治療の適応:多孔性、PAPVR合併症例など

□PFOの麻酔で注意すること:分離肺換気は行うべきでないか、high PEEPは用いたほうが良いか

□一次孔ASD- M弁クレフト

* 心室中隔欠損

□VSDに対する肺動脈絞扼術後の評価

◎VSD 膜様部欠損の診断 pauchあり

* 肺動脈弁狭窄、漏斗部狭窄

□右室二腔症?

* 左房と僧帽弁の病態

* 大動脈弁と左室流出路の病態:二尖弁について

* 冠動脈異常

* 動脈管開存

* 大動脈縮窄

* Ebstein奇形:合併奇形(ASD)、疾患の特徴について、Fontan術後の血管同定・各位置のSpO2

* 左上大静脈遺残

* ファロー四徴症

□ 線維性連続あり

□漏斗部変位はDORV

* 大血管転移:D型、L型、術後の評価について

◎修正大血管転位の合併症

* 房室中隔欠損(AV canal)

* 単心室

  1. 画像アーチファクトとピットフォール

* イメージアーチファクト:それぞれのアーチファクトの特徴、どういった操作を行うと軽減されるかなど多数出題あり

□サイドローブを増加させる要因:ゲインの上昇

◎心腔内エコー:干渉

* ドプラ法のアーチファクトとピットフォール

* 誤診しやすい構造物:ユースタキ弁、クマジン稜など

  1. TEE以外の検査法との関連

* ストレスエコー:ドブタミン負荷心エコー

* 心筋血流イメージング:シンチの特徴など

* Epicardialエコー

* コントラストエコー:問題の選択肢にあった

* 頚部動静脈エコー

* TEEの有用性(他の診断法と比較して)

□TTE・MRI・CT・心カテとの比較(TTEのほうが描出しにくい部位はどこか)

□術前の弁口面積や冠動脈血流の測定値とTEEによる測定値との違いについて

 

 

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